ミラサカクジラの短歌箱

歌人・ミラサカクジラの短歌や雑多な日記。

倫理のテスト

注がれたミルクは今日も白すぎて正しいことが分からなくなる

 

LINEには固定の人がいないのに24度目の春を迎える

 

ライターがつかなくなってふと気づく昔の恋人の誕生日

 

さよならの数ばかり増える日々にいてミックスジュースのような恋愛

 

渡された倫理のテストはマーク式  白紙回答を静かにわたす