ミラサカクジラの短歌箱

歌人・ミラサカクジラの短歌や雑多な日記。

空想のかばん

見え透いた嘘に相槌うちながらテトリスのように積もりゆく澱

 

夜に見る夢に終わりがあるように輪廻にもいつか終わりが来るの

 

飲み干したりんごジュースを捨てたなら街へ出ようよ僕と一緒に

 

愛されて/愛してを日々くりかえしすっかり白目は濁ってしまった

 

空想のかばんに「すき」をつめこんで遠くの街へ今夜行きます