ミラサカクジラの短歌箱

歌人・ミラサカクジラの短歌や雑多な日記。

川沿いの街

 

花冷えにくしゃみをしては空を見る気温のジェンガが崩れたようだ

 

朗々と誰かが詩集をよんでいる川沿いの街に暮らしています

 

予感だけ抱かせるような春だから知らない道をさやさやと行く

 

昔みたおとぎ話のヒロインも小指をぶつけたことはあるはず

 

バラバラのパズルを拾う繋げても繋げてもまだ何もみえない